徳川園のこのごろ「お知らせ}

「冴え返り 冴え返りつつ 春なかば(西山泊雲)」
 いつもと変わらぬ四季の流れや景色が、免疫力を高めるのに役立っているのではないかと思いますがいかがでしょうか。 
 徳川園は開園しておりますが、ガイドは「コロナウイルス感染拡大防止」もあり、3月中はお休みさせていただいております。ご理解とご了承をお願い申し上げます。
 日毎に春めく園内は、「まず咲くからと名のついたマンサク」を始め、県木である「ハナノキ」が真紅色の花をつけ優しく微笑んでいるようです。色とりどりの椿も園内のあちらこちらで自己主張しています。この椿、種類の多さにびっくりします。是非探してみてくださいね。

 暖かさを増した陽射し、その陽光に応え弾む早春の息吹、待ち焦がれた春の躍動を感じながら園内を散策してみましょう。
 黒門口を入ると、上池ではネコヤナギが銀色に輝き皆様のお越しをお待ちしています。
 里山は紅梅、杏、花桃に集う小鳥が仲良く食餌しさえずり合う姿を、シャッターチャンスを逃すまいと狙う人々が集う場ともなっています。どこまでも碧い青空に映えるサンシュユ、キブシ、カエデ、木々の芽吹きも風に光リサワサワとお話に夢中です。合いの手は小鳥の鳴き声・・耳をすませてみてください。

 大曽根の瀧、せせらぎの小径は心地よい音が癒しの空間を作っています。足元では富貴草が咲き始めました。ヒトツバや苔が演出に一役、特に雨の散策には際立ちますよ。これもまた至福のひと時になるでしょう。
 龍仙湖では、マガモや鯉が温む水に動きも活発になってきたようです。運が良ければカワセミとも会えますよ。周辺の六角柳も芽吹きが始まり、間も無く可愛い花が開くことでしょう。自然の営みには感動しますよ、きっと!
 茶室周辺では御門樹、ミツマタ、椿、梅、ボケ、シデコブシなどが彩りを添え、日毎に園内は賑やかさ増してきました。

  徳川園周辺のハクモクレン(東区の木)の並木は見頃を迎えています。散策のコースに加えてみてはいかがでしょうか。

  春を告げるネコヤナギ    芽吹き始めた木々
   マンサクの由来は  可愛い真紅色に輝いて
  里山のアンズは満開   ハナモモは八重咲き
  ハクモクレンの並木  黄梅は春の光に呼応して

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