文化のみち「雛巡り」
美しき ぬるき炬燵や 雛(ひひな)の間 (高浜虚子)
「雨水(18日)」も過ぎ、いよいよ三寒四温を繰り返しながら本格的な春へと向かいますが、雨水の日は雛人形を飾るのに良い日とされています。そして、3月3日は雛まつり「五節句」(季節の節目の日)の一つで、春を喜び無病息災を祈る日で室町時代以降は、女の子の成長を願い祝う行事に変化していったそうです。
今回は文化のみち「雛巡りシールラリー(3/7まで)」に挑戦してみました。名古屋城から徳川園に至る地域一帯を「文化のみち」と言いますが、この辺りは、名古屋近代化への歩みを伝える歴史的遺産の宝庫です。名古屋城から出発し、文化のみち二葉館、陶磁器会館、徳川園・蓬左文庫、美術館を探索し、各所でのお雛様をご一緒に堪能してみませんか。
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展示のお知らせ「文化のみちゆかりの起業家たち」
「白梅の 大げしきなる 野中かな(井上士朗)」
井上士朗は江戸時代の医者であり(現、東区泉)、「尾張名古屋は士朗(城)で持つ」とうたわれた寛政の三大俳家の一人です。
梅は春告草とも呼ばれ「香り」や「花のあでやかさ」に、新生活様式の中、待ちわびる春の象徴として心のやすらぎを与えてくれます。
今回の展示会は、多くの「偉人・賢人・有名人」などの著名人の他、“近代産業”に貢献した人々、また影響を与えた人々にスポットを当ててみました。きっと素敵な出会いや発見に心動かされることでしょう。
場所 文化のみち二葉館 2階和室
日時 3月17日(水)〜3月21日(日)10:00〜17:00
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徳川園あれこれ「立春間近」
2月2日は節分で邪気払いの風習があります。2日が節分になるのは珍しく、実に124年ぶりだそうです(普通は3日または4日が多い)。この日は大寒の最後の日で次の日は“立春”です。いよいよ“春”の登場です。季節は規則正しく訪れて来ますが、新生活様式の中では諸々の行事も様々な変更を強いられています。
「節分」も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年は自粛や中止される寺社も数カ所確認しました。生活の区切りとなる風習も容赦なく犠牲となっています。一刻も早く平穏な日常に早く戻ることを願っています。
落胆している中、1月29日に名古屋では珍しく雪が積もりました。汚れた社会を洗うようにうっすらと雪化粧!です。こんな日に気分一新、何か無いかと徳川園に行ってみました。人影もまばら、静寂と神異次元の世界に出会えました。時にはゆったりまったりの散策はいかがでしょうか。
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七尾天神社「牛と亀と鷽」
「大寒の大々とした月夜かな(小林一茶)」
1月20日は大寒ですが厳寒の月は見応えがありますよ。ちょっと早く起きた朝はいいことがあるかも?!
牛を求めて七尾天神社を訪ねてみました。ここは「七尾の亀伝説」が有名で「牛」の存在は薄れておりました。改めて訪ねてみると居ましたよ、臥牛が2頭、天神様のお使い・学芸上達・病気平癒に撫でてくださいと書いてありました。ゆっくり読むのは初めてで、改めて「撫牛」の意味を知り、学びの大切さを再認識しました。新年を迎え、本年が明るい一年になることを祈りましょう。
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物部神社「牛と狛犬」
むらさきも くれなゐも草 寒に耐え(山口青邨)」
今年の干支は「丑(牛)」。牛といえば菅原道真にまつわる「天神様」は有名ですので、今年の歩き始めは干支の「牛」探しをしてみましょう。
道真を祀る天神様は学問の神様・・・、ここには「牛」の像(撫で丑)があります。牛は神の使いとされる動物だからだそうです。そして道真にまつわる「牛」については諸説ありますが、「道真はうし年」だったとか、太宰府天満宮の出来た経緯などありますが、はてさて?
いずれにしても先を急がず、物事を一歩一歩着実に進めることが大切で、その事が将来の成功に繋がるといわれています。当会もしっかり基盤造りの年となるといいなと思います。
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