「東区文化のみちガイドボランティアの会」が名古屋市東区「文化のみち」の魅力を紹介します

ブログ

豊田佐吉生誕150年 見学会

 当会の常駐する旧豊田佐助邸は、佐吉の弟の住まいで、兄佐吉を側面から支えた豊田綱領の一つ、「華美を戒め、質実剛健たるべし」の言葉の如く、決して派手さはないが、良い材料を使い入念な仕事がされており、至る所に佐助さんの人柄が偲ばれる建物です。
 来邸者をご案内するときは、当然の如く発明王である長兄、佐吉氏のお話をすることがしばしばあります。そこで今回は「佐吉生誕150年」という節目でもあり、しっかり学ぶには相応しい機会と捉え、生家でもある湖西市にある「佐吉記念館」と、名古屋市西区にある「トヨタ産業技術記念館」での研修・見学会を実施しました。

 去る3月中旬に訪問した生家では、有名なことば「障子をあけてみよ 外は広いぞ」のモデルとなった立派なお庭を拝見させていただくこともでき、当時を垣間見られた思いがしました。展示室での発明の過程や、失敗を恐れずに夢を追い続けた強い信念に胸を打たれました。特にこのご案内がとても素敵で、丁寧で分かりやすい説明に「なるほど!」と感心することしきりで、多くの「気づき」をいただけたことでも大変意義ある見学会となりました。

 また4月19日には、トヨタ産業技術記念館で特別展が開催されており、佐吉氏の志と努力の足跡、そしてそれを支えた多くの人びとを知る貴重な場となっています。
 さらに、歴史的に評価された赤煉瓦の建物を遺産として保存していること、自動織機の発明に取り組んだ豊田商会事務所、豊田グループ館等などをご案内いただきました。初めて見聞きすることも多く、また「そうだったんだ!」と感銘を受ける場面もあり、学ぶべきことの大切さを痛感させられることばかりでした。この特別展では、日頃は見られない愛用の鞄などゆかりの品々の展示もあり、佐吉氏の人となりを知る良い機会となりました。
 一つ一つの積み重ねが、今後のガイドの一助になるといいなあと思った貴重な一日でした。

 ☆「東区・街並み 今とむかし(注1)」・「トヨタグループを支えた人たち」“グレートファミリー豊田家の歩み”の展示も同時に行います。皆様のお越しをお待ちしています。
注1:日時 4月25日(火)〜5月7日(日)10:00〜16:00
   場所 市民ギャラリー矢田 (こちらからもご覧いただけます

   佐吉記念館を訪ねて  佐吉の生家(復元)   
産業技術記念館見学会の様子    豊田商会事務所
   150年特別企画展   佐吉の志を辿って・・・

春爛漫 文化のみちを散策してみませんか

 文化のみちとは、名古屋の歴史的な遺産の宝庫といわれる名古屋城から徳川園にいたる一帯をいいます。今回は文化のみちの“はる”を辿って見たいと思います。 

 名古屋城は、ただ今「名城桜まつり」を開催中で、恒例のライトアップも行われています。(4月9日まで)
 市政資料館ではトウカイサクラ、ソメイヨシノ等々の数種類の花とモダンな建物とが見事に調和しています。桜の下で昼食をとる会社員風の人の姿も見られます。そんな時、新しい品種の幼木を見つけました。市政資料館の北側フジ棚近くに「啓翁桜(ケイオウサクラ」が植樹されていて、気品ある花を咲かせていました。
 主税町公園から主税町記念堂へと歩を進めていますと、萌えだした若葉の緑と花々が、春風の中でささやき合っているかのようでした。

 橦木町にある山吹小学校沿いの桜並木は人びとの足を止め、その下をゆっくり観賞され、撮影ポイントを探す人びとは思わず笑顔になり、明るい会話が交わされていました。
 主税町でも塀越しの木々が新緑と花が競演、足元では満開のチューリップやレンギョウが至福の時を提供しています。
 白壁では桜、ハクモクレン、アカメなどが道行く人にそっと語りかけてくれます。
 文化のみち二葉館では、桃介ゆかりの三色桃が咲き始めました。何となく心がウキウキとしてきます。

 ちょっと足を延ばして徳川園へ。黒門からはトウカイザクラが優雅に咲き誇り、美術館への道案内をしてくれています。この地はまさに”はるらんまん”です。
 ゆっくり・・まったり・・長閑な春を楽しんではいかがでしょうか。
 当会では、皆様のご要望に合わせて依頼ガイドを行っております。詳細はガイドからお進み下さい。

  青空に悠然と(名城)      気品高く
   市政資料館と桜    橦木町の桜並木
   主税町を彩って    白壁に趣を添えて
   二葉館の三色桃  優しくお出迎え(徳川園)

「銘板を訪ねて」・・展示のお知らせ・・

東区にまた一つ新しい銘板が設置されました。市電が走っていた昭和40年代の風景を紹介するものです。場所は矢田南4にある矢田第2公園、名城大学ナゴヤドーム前キャンパスの直ぐ西側です。遙かむかしから現在に至るまでの時の経過を、遺跡を知り新たな建造物を確認しながら、目まぐるしい変遷を辿ることが出来ると思います。

 暫くキョロキョロと当時を想像しながら周囲を眺めていますと、「どうしたの?」との声、銘板に書かれた当時の様子を尋ねると「昔はね、あそこにはこんなお店があって、まだ田園風景の広がる静かな所でしたよ・・」と当時の様子を懐かしそうにお話ししてくださいました。

 交通網一つをとっても、市電から地下鉄(名城線)へ、JR大曽根駅からは「ゆとりーとライン」も走る町へ変遷しています。そして近代的な建物ナゴヤドームの地下には、「ナゴヤドーム前矢田」行きの電車を収容し点検する巨大な地下車庫があるそうです。興味津々の私と、当時から近くに居を構えて見えているおじさんとの会話に、道行く人も立ち止まり「そうそう」と相槌、ひとしきり“話”の輪ができ貴重な時間になりました。

 現在当会では、「東区・街並み 今とむかし」のパネル展示を企画し、現在準備中です。来る4月25日(火)から5月7日(日)まで、市民ギャラリー矢田において開催を予定しています。これは文化小劇場、セレクトシリーズと連携で行うものです。
 この展示は数年前にも開催しましたが、大変好評で大勢の方々から貴重なお話を伺い、当会にとっても大きな学びの場となりました。今回は、以前の展示に新作品も加え一段と充実させ、皆様との出会い、ふれ合いの場所となることを念じて奮戦中です。

 記憶の中の大切な「あんな話・こんな話・そんな話など・・」を語り合いませんか。それが未来へ語り継がれ、やがて大きな遺産となるのでしょう。
 いつの日か新旧の融合された町並みが整い、この地の歴史と伝統が、永く語り継がれていくことでしょう。
 皆様のお越しをお待ちしています。

    名城大と銘板     懐かしい市電
むかし・・むかし・・  今はゆとりーとライン
  どんな変遷かな??   近代的な建造物に
    悠然として   町を彩るコブシ

徳川園のこのごろ

 3月の異称は弥生、その他にも夢見月(夢見草は桜のこと)、桃月、花見月などその月に咲く代表的な花が季節の呼び名になることも多く、その彩りも黄、白、赤、ピンク等と豊富で待ちかねた春を謳歌しています。

 今、徳川園西側の道路沿いはハクモクレンの並木が見頃を迎えていますし、園内は、芽吹き始めた草木の淡い緑、その間を軽やかに行き交う鳥たちの鳴き声が彼岸過ぎの暖かい庭園を作り出しています。来園者の方々の“今日はゆっくり散策したいわ”の声に、自然の持つ魔力の凄さに敬服するばかりです。

 里山のウメやモモ、アンズの開花が、今年はゆっくりで心配しましたが、やっと咲き始め里山も鮮やかさを増し春色に染まり始めました。

 大曽根の瀧は・・来園の方から「何故か水の音を聞くと落ち着きますね」と言われることが多く、心を和ませる魔法の響きを持っているのでしょうか。

 今はまだ木々は眠りから覚めたところで、瀧そのものを楽しんでいただける絶好の時期ではないでしょうか。新緑に覆われた瀧、秋の紅葉とのコラボレーションも素敵ですが、是非“瀧”本来の水音の作り出す協奏曲をじっくり聞いてみるのも乙なものではないでしょうか。

 川沿いを進むとタイツリソウ、フッキソウが足元を彩っていますし、龍仙湖では、鯉が元気に泳ぎ始め、散策の人の声や影に反応して一斉に餌をねだり?に集まります。
 湖面の温度が上がり、鳥も羽根を休めに遊びに来ています。不思議と種類の違う鳥同士の遊ぶ姿も見られ、いよいよ活動開始です。

 光悦灯籠の傍らではシュンランが周囲と同化して静かに咲いています。見つけて下さいね。
 ボタンの蕾も膨らみ始めましたし、オウバイ、ジンチョウゲ、ウメ、マンサク、何故かお客様が「こんな色ってありましたっけ?」と不思議がられる真っ赤なボケなどが咲き、この周辺が今一番の見所です。

「春来草自生(注1)」の言葉もありますが、「・・・時が来れば必ず花は咲く」という意味だそうです。毎年殆ど時期を違えぬ自然の営みには脱帽です。

    天に向かって  先ず咲くから・・マンサク
    ほのかな香り      真っ赤なボケ
 春を告げて咲くミツマタ  あでやかにタイツリソウ
    シュンラン   可憐なフッキソウ

注1:禅語「春来たらば 草自ずから生ず」

「早咲き!桜みちまつり2017」報告

 3月11日(土)この日は、奇しくも「東大震災から6年目」、連日マスコミで関連の報道がされていました。

 名古屋で最初に咲くといわれるこの桜、並木は昭和30年代にこの地にあった芸能組合の方々が植えられたのが始まりとか。永い歴史を辿りながら守られ育まれてきました。今年はまだ咲き始めですが、ピンクの花を可憐に咲かせ、早くも小鳥たちがついばんでいました。

 山吹谷公園会場では、工夫が凝らされ、老若男女が楽しめる昔懐かしい昭和の遊びや蜂蜜スイーツの販売、活動展示の他、地域内にあるお店の“春”を彩るお弁当・無農薬野菜などの販売も行われ、会場はお目当ての品を求める長い行列も出来るほどでした。

 橦木館で行われた落語の会場は満員御礼!熱気と笑いの渦で大変な賑わいでした。また庭園の一角で行われたミニ演奏会は、三味線とオカリナの哀愁を帯びた音色がお庭の木々にまで染みわたっているようでした。(今後の行事など詳細はこちらからどうぞ

 文化のみち二葉館では「金城学園のハンドベル」、高岳福祉会館で行われている「音読の会」「大正琴」等々の発表会がありました。文化のみち筋にある店舗の協力による「桜みち茶屋」も設けられ、館内・前庭は大勢の方が至福の時を過ごされていました。またアイスクリーム「桜餅ふうアイス」の無料提供もあり、“さくら”で目の保養されたあとは一旦空腹を満たされ、次の会場へのエネルギーとされているようでした。(今後の行事など詳細はこちらからどうぞ

 この催しは、地域と密着しており、中学・高校生の参加も新鮮でしたが、地域一体での取り組みは良き催し物として、必ずや次世代へと繋がっていくことでしょう。全会場を探索しながら感じたことは、何処も大盛況、そして出会う人びとの何気に交わされる「こんにちは」に、そして満面の笑顔が待ちわびた春の訪れを喜んでみえるようでした。桜並木も間もなく花街道となることでしょう。どうぞ実感してお楽しみ下さい。

    オオカンザクラ      和やかに
    華やぐ公園   さあ!挑戦してみよう!
  ♪さくら〜さくら♪   大きな笑いが広がって
    音色に魅了され     音読の成果発表

 

« 1 2 3 4 69 »

開館日とガイド実施時間

◆旧豊田佐助邸
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~15:30
ガイド常駐日:火、木、土
◆文化のみち二葉館
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~17:00
定時ガイド: 火、木、土
10:45、13:20の2回
30~40分
◆徳川園
月曜日休園
開園時間: 9:30~17:30
定時ガイド: 金曜日
13:00~15:30

投稿月別記事

PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.