名古屋地方は統計史上2番目の早さの梅雨入りとなりました。在宅時間が多い昨今、雨に打たれて生き生きと輝く青葉、若葉や花々にほっと安らぎを感じつつ、展示会会場へのお誘いです。

 コロナ禍の今ですが、文化のみち3館を巡る「産業の歴史パネル展」を開催出来る運びとなりました。毎年の展示会を“楽しみにお待ち頂いている方”も“そうでない方”にも、ひとときの和みと学びの時を共有したいと、ただ今完成に向け追い込み中です。(社会情勢に鑑みガイドは控えさせていただきます)
 町並み保存地区の中にある「文化のみち二葉館」・「文化のみち橦木館」・「旧豊田佐助邸」合同での展示会は初めての企画ですが、それぞれに関連した歴史、関わった人々を丹念に掘り起こしながらの作品です。講演会(要申込)、クイズラリーも用意しました。頭の体操を兼ねての参加はいかがでしょうか。
期 間:令和3年6月16日(水)〜6月27日(日)(月曜日休館)
時 間:10:00〜17:00(佐助邸は15:30まで) 
(二葉館、橦木館は有料(割引共通券あり)、佐助邸は無料)

 時代の流れと共に変貌する街並みですが、貴重な遺産である建造物や、文化の礎を築いた人々の功績を、次世代へ正しく引き継いでいくことも大切ではないでしょうか。

 二葉館では、電力業界・産業界に大きく貢献された福澤桃介を中心に、その人脈や歴史と対話してみてはいかがでしょうか。決して大河ドラマにも引けを取らない大きな流れだと思います。現在へ繋がる業績の足跡は、他の追随を許さぬものがあると確信しています。またモダンな赤い屋根の二葉館の歴史を辿ってみるのも一興ではないかと思います。

 橦木館では、輸出陶磁器の絵付けから製品への流れ、名古屋で発展する秘密も探って下さい。関わった人々の努力や工夫を読み取り、陶磁器の持つ魅力を鑑賞してみると、今までとは違った発見があるかも知れませんよ。

 佐助邸では、トヨタの創設者「豊田佐吉」から脈々と続く物づくりへの熱意が窺い知れることでしょう。懐かしい大正ロマンに出会える邸宅も、見所の一つです。関わった人々の心意気が迫ってきて、皆さまの心に染み入ることでしょう。一株のアジサイが前庭で微笑んでいます。(見つけてね)

 道端で咲く色とりどりの花々との語らいに癒やしの時を見つけながら、“文化のみち”をゆったり、まったり歩いてみませんか。

   産業の歴史パネル展  モダンな赤い屋根(二葉館)
     橦木館   撞木館茶室(撫松庵)
     佐助邸    以前の展示の様子
    佐助邸の庭で    初夏(二葉館)