徳源寺と桐の花(東区の名木6)

数多くの花が一斉に咲く昨今、徳源寺(東区新出来一丁目)の境内では、2本の桐の木が並んで美しい花を咲かせています。原産地は中国ともいわれ不明な点も多いこの桐ですが、日本では古くから親しまれています。清少納言は枕草子(注1)に「紫に咲きたるは なほをかし・・」と桐の花を詠っていますし、中国では、鳳凰は桐(注2)だけを住みかにすると言われており、また琴の材になる木として、「いみじうこそめでたけれ」と賞賛されています。そして、現在でも500円硬貨の裏面に刻まれていますので、一度ゆっくりとご覧下さい。
紫色で筒状のこの花に見とれていると、強い芳香に引き寄せられた人、車中から、あまりの見事さに立ち寄った人、毎年必ず見に来るという人・・・と偶然の出合いの中で、話が弾んでいました。「臨済宗 妙心寺派」の徳源寺、綺麗に掃き清められたこの境内で、高い位置で咲き芳香を放つ花は今が見ごろです。近くで落ちた花びらの“かおり”を楽しむのも、今が一番良い時季と思います。閑静な寺で、過ぎゆく春を静かにお楽しみください。(東区の名木、日本大百科全集、小石川植物園樹木参照)
当会では皆様のご要望に合わせた依頼ガイドも行っております。(要申込み)コース、申込み方法などの詳細は下記へお問い合わせください。
E-mail aoi2hanai9@io.ocn.ne.jp
注1:枕草子(三巻本)34段
注2:鳳凰が棲む木は青桐である・・との説もある。渡来の際、日本では両者が混同されて、
平安中期あるいは末期から天皇の日常衣服に竹・鳳凰・桐の文様が用いられたためである。

 数多くの花が一斉に咲く昨今、徳源寺(東区新出来一丁目)の境内では、2本の桐の木が並んで美しい花を咲かせています。原産地は中国ともいわれ不明な点も多いこの桐ですが、日本では古くから親しまれています。清少納言は枕草子(注1)に「紫に咲きたるは なほをかし・・」と桐の花を詠っていますし、中国では、鳳凰は桐(注2)だけを住みかにすると言われており、また琴の材になる木として、「いみじうこそめでたけれ」と賞賛されています。そして、現在でも500円硬貨の裏面に刻まれていますので、一度ゆっくりとご覧下さい。
 紫色で筒状のこの花に見とれていると、強い芳香に引き寄せられた人、車中から、あまりの見事さに立ち寄った人、毎年必ず見に来るという人・・・と偶然の出合いの中で、話が弾んでいました。
 「臨済宗
妙心寺派」の徳源寺、綺麗に掃き清められたこの境内で、高い位置で咲き芳香を放つ花は今が見ごろです。近くで落ちた花びらの“かおり”を楽しむのも、今が一番良い時季と思います。閑静な寺で、過ぎゆく春を静かにお楽しみください。
(東区の名木、日本大百科全集、小石川植物園樹木参照)

 当会では皆様のご要望に合わせた依頼ガイドも行っております。(要申込み)
コース、申込み方法などの詳細は
こちらからお問い合わせください

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            大輪の花           優しく寄り添って
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         見事な桐の大木2本         新緑の保存樹クスノキ

注1:枕草子(三巻本)34段
注2:鳳凰が棲む木は青桐である・・との説もある。渡来の際、日本では両者が混同されて、平安中期あるいは、末期から天皇の日常衣服に竹・鳳凰・桐の文様が用いられたためである。

東区文化のみち ガイドボランティアの会

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