春爛漫・・・ 永い寒さから解き放たれ、力強い陽ざしを浴びた途端、待ちかねたようにあちこちの草木が一斉に花を付けだしました。春風のいたずらで散った花びらは、水面には花筏として、地表では鮮やかな絨毯として、目を楽しませてくれています。
二葉館は今、福沢桃介ゆかりの「三色桃、注1」が可愛い花を付け、訪れる人々を静かに待っています。この桃は、関西電力より苗木を寄贈され数年前に植樹(5本)されたものです。毎年花数が増え続け、その生長ぶりを見るのが楽しみです。
この木は、まだ小さいので目立ちませんが、ゆっくり庭を巡りながら見つけてください。昨年は二葉館の木から採取した種を発芽させ、苗を一本植樹することが出来、今年は60㎝ほどに生長しました。八重咲きの可愛い花はいつ見られるのでしょう?数年後には二葉館の庭を華麗に彩ることでしょう。
もう一つ見過ごしてしまいそうなのが、土蔵前の「春日灯籠」です。現在は土蔵に寄り添うように佇んでいますが、東二葉町(現、白壁)にあった当時は「二葉御殿」といわれていた庭園に設えられ、その時代の人々が風情を楽しまれたのではないでしょうか。
一斉に芽吹き出した今、時には二葉館の周囲にも目を向けられると思いがけない出合いがあるかも知れませんよ。
★二葉館の詳細についてはこちらからどうぞ
★三色桃についてはこちらからもご覧いただけます。
土蔵と春日灯籠 | 豪華絢爛?・・ | 木によって色味の変化 | 苗木(H25.3.29植樹) |
山吹谷公園の菊桃 | 道行く人に語りかけ | 垣根からごあいさつ・・ | 民家の古木 |
注1:1本の木に赤・白・ピンクを色分けして咲く花桃(八重咲)。充分に生長するまでは花の色が偏ることもあるようです。
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