報告「ふたばの日」、町並み散歩

二十四節気の立春(2/3)も過ぎ、心なしか日差しが強まったように感じます。

 2月8日が恒例となりました「ふたばの日」が二葉館において開催されました。毎年楽しみにしておられる方もいらっしゃるようで、早朝から長蛇の列ができていました。先着100名の方には記念品があった様で、それも楽しみの一つでしょうか?!

ここでは毎年、興味深いイベントが開催されますが、今年は“貞奴邸の変遷展「〜二葉御殿から二葉館へ〜」”と題して貴重な資料が展示されています(2/15まで)。観賞された方々からは「すごいね」「大事に保存されていたんだね」などの声が聞かれました。恒例になった手書きの羽織や可愛いお雛様に、皆さん感嘆の声を上げられていました。

 “写真でたどる「川上貞奴」”の講演も大盛況で、大広間は熱気に包まれました(勿論コロナ対策をされた上ですが・・)見た覚えのある写真もありましたが、初めて見る貴重な写真もあり、皆さん食い入る様に見入っていました。貞奴さんの今までと違うお人柄を知ることができましたし、さまざまな方面への果敢な挑戦なども知ることができ有意義な場となったのではないでしょうか。皆さんの満足気なお顔が印象的でした。

当会も定時ガイドを「火・木・土」に行っておりますが、また新たな情報が入手できるかも知れませんよ。お気軽にお声掛けくださいね。

二葉館は、電力王と言われた福沢桃介と日本初の女優と言われた川上貞奴が、大正9年から大正15年までを事業パートナーとして暮らした和洋折衷の豪華な邸宅です。水力発電の事業の拠点として、接待などにも使用され「二葉御殿」と呼ばれていました。北辺の高台で眺望は抜群であったと言われています。二葉館と二葉御殿との大きな違いは、敷地が当時の三分の一くらいに減っていることです。それでも、南側にあったステンドグラスは依然として綺麗に輝いて見えたのではないでしょうか。往時をほうふつさせてくれる品々に、当事を偲んでみてはいかがでしょうか。

大切な文化遺産の残る“町並み保存地区”の春を探して散策してみました。
当日は橦木町筋にある「文化のみち橦木館」も無料開放され大勢の方々が大正ロマン漂う建物やステンドグラスを楽しそうにゆっくりと観賞されていました。2/11~3/5までは“橦木館の可愛いお雛様”の展示が行われます。是非お楽しみください。詳細については橦木館のチラシ・HPからご覧ください。

当会が常駐している主税町筋にある「旧豊田佐助邸」の前庭では、梅(春告草)も咲き始めました。和洋設置型の大正ロマン溢れる建築、意匠は人々の目を楽しませ懐かしい古の世界へと誘ってくれます。一見の価値はあると思いますので、ぜひお立ち寄りください。お待ちしております。(火・木・土は10:00~15:30 常駐しています)

また、白壁町筋にある「文化のみち百花百草」では早くも吊るし雛が飾られて懐かしい華やかな雰囲気が立ち込めていましたよ。庭園は冬の花がそっと咲いていますが、春への助走が始まっている様ですね。ちょっとワクワクしますね。柔らかな陽光や優しい風をお供に“文化のみち”を歩いてみませんか。

開館を待つ人・・人
記念品は何かな?!
講演(貞奴の足跡をたどって)
ガイドの様子(雛人形の前)
ガイドの様子(2階和室)
橦木館(ステンドグラス)
春告草の梅(佐助邸)
百花百草の吊るし雛

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