梅雨時でも晴れとなった貴重な1日、研修日和に恵まれ「東寺町研修会」が行われました。当会ではより良いご案内が出来るよう、定期的に研修会や学習会を行い、共に学び合うことを心掛けております。今回はこの一環として現場実習を行いました。
いわゆる清須越しで、名古屋城と城下町が造られたとき、城の東の守りとして置かれたのが東寺町(南は大須一帯の南寺町)です。寺院は、城下防衛の見地から街道筋で重要な地点に配置され、東寺町は飯田街道(駿河街道)の守りを固めていました。一番東側が日蓮宗、真ん中が曹洞宗、一番西側が浄土宗と40ヵ寺が配置されました。その後、戦災、墓地移転、道路の改修などで変化を遂げてきていますが、未だに昔の面影があちこちに残り、貴重な門や建物、庭などを見ることが出来る場所です。
先輩の懇切丁寧な案内に「へえ、そうだったの?」、「これは何処にあったの?」など必死にメモを取る新しい仲間や「新情報だ!知らなかったな」と新たな知識に感動、確認しながら納得する人も多くいました。あるお寺では、思いがけず開けられていた、「身代わり薬師如来様」を初めて見て興奮しました。庭園に本物のサギが飛来してくる幸運もあり、和みのひとときも楽しく、充実した研修会でした。ここは何度も訪れていますが、そのつど新しい発見や出合いがある不思議な場所です。
まだまだ埋もれた遺産が眠る東区の探索はこれからも続きます。是非一度、温故知新よろしく、古き歴史の眠るこの地を歩いてみませんか。
当会では、皆さまのご要望に合わせた依頼ガイドを行っております。ガイドについてからお進みください。飯田街道についてはこちらからもご覧いただけます。
高岳院(資料を確認・・) | 冨士神社 |
西蓮寺(ご住職様のお話) | 安斎院 |
照遠寺二天門(多聞天、持国天) | 法華寺(学び合い・・) |
コメント