本日(3月8日)、日本福音ルーテル復活教会(東区徳川町2303)において「登録有形文化財・見学講習会」が開催されました。牧師様から、復活教会の歴史や名前の由来について、また、天井のトラス構造は「船の竜骨のように見え、ノアの箱舟に譬えられる」等々、興味深いお話を色々とお聞かせいただきました。
また、名古屋都市センター研究顧問の瀬口哲夫氏からは、専門的見地から見た建物の特徴や魅力についての解説がありました。この教会は切り妻屋根の三角形と塔屋の直方体の対比、下壁の白と上壁の焦げ茶の対比が外観上の特徴であり、様々な工夫がこらされて献堂当時の姿を維持している数少ない教会であることなどを丁寧にお話しいただきました。
当教会のご好意により、由緒ある一つひとつの作品を実際に見学する機会を得、文化財の意義、継承する事の大切さを痛感させられた有意義な場でした。これからも、このような勉強の場を出来る限り設けるように努め、自己研鑽につながるようにしながら、今後の活動に活かしていきたいと思います。
切妻造の礼拝堂と塔屋 | 牧師様のお話 |
平成24年8月13日登録指定 | 瀬口先生(名市大名誉教授)のお話 |
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