節気では去る20日が「大寒」でしたが、「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」と詠われるように、垣根越しに梅の花を見つけるとなぜかホッとします。
来る2月8日(金)文化のみち二葉館において、「ふたばの日」のイベントが開催されます。
この第1回は、愛知万博の年(2005)の2月8日に(ふたば=二葉)の語呂合わせで、開館されてから14年目となり、毎年趣向を凝らした催しがあり、これを楽しみに来館される方も増え、恒例行事として定着してきました。
貞奴さんの着物コレクションや大切な雛人形の展示があり、大正琴、ピアノとバイオリンの演奏など、楽しい企画が盛りだくさんです(当日は入館無料)。詳細はリンクから「文化のみち二葉館」にお進み下さい。
当会では10時から16時まで館内ガイドを行いますので、お気軽にお声かけください。
移転前の二葉館は現在地より北西の高台(現、白壁)にあり、広大な敷地(2612坪)で、際だっており、「金の鯱と高さを競うとて建ったが如し」と当時の新聞に掲載されているほどでした。「お正月には近隣の方にはお餅が配られた」と来館された古老の方から伺い、当時の景観が浮かんできました。
その後、様々な歴史を辿り現在地に移され、往時と比較すると広さは約3分の1になっております。しかし、館内には、見事なステンドグラスを始め、貞さんの好きな楓(モミジ)など当時を偲ぶ貴重な面影を随所に観ることができます。懐かしい大正浪漫が満喫できることでしょう。
恒例となった手書き雛の羽織や、貞さん所有の雛人形が静かに出迎えてくれます。年間を通して、その季節に合わせた着物の展示をしていますが、今回は館所有の着物が同時に展示されますので、これも見どころです。
また、今まで家庭で飾られていたお雛様を、“笑顔と福”を呼ぶお雛様「福よせ雛」として蘇らせています。時代背景や風刺などもあってお雛様も現代風で「ニコッ」とされており、思わず笑みがこぼれること請け合いです。
2月8日当日、先着100名様には記念品の進呈もあるそうです。楽しみ方、見方はご自由に、そして一足早い春を探しにお出かけになりませんか。
☆当日は橦木館も同時開催。入館無料、記念品進呈(先着100名様)
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