去る11月3日(祝・金)は文化の日でした。文化の日とは「自由と平和を愛し,文化を進める」ことが主旨の国民の祝日です。また秋をしみじみと感じさせることから「菊の香ただよう文化の日」などとも言われます。
「文化の日」にちなみ、毎年「歩こう!文化のみち2023」が開催されます。今年も11月3日(祝・金)から始まり、11月26日(日)まで開催されます。旧豊田佐助邸、文化のみち二葉館、文化のみち橦木館など、町並み保存地区では歴史的建造物を巡りながら歴史や文化に触れることができます。
「歩こう!文化のみち2023」最大のイベントは、当日に集中されたと思われますが、今年は分散され26日(日)まで続きます。各所で興味ある企画を行なっておりますし、クイズラリーも開催されていますので、まだまだ楽しめる企画は沢山あります。ぜひ挑戦しながら歴史を手繰り寄せてくださいね。
“文化のみち”とは名古屋城から徳川園に至るまでの南北1.5キロ、東西3.5キロ一帶をいいます。この地域は江戸時代の尾張文化、明治時代の文化が凝縮され、名古屋の近代化への歩みを伝える貴重な歴史的遺産が残る町並みです。
名古屋城では、菊花大会が11月下旬まで開催され、丹精こめられた花々が華麗に彩られています。静かな菊見の風情が感じられます。“秋”の主役の存在感をお楽しみください。
町並み保存地区の旧豊田佐助邸では、「築100周年記念特別展示、佐助翁ゆかりの品々」などを26日(日)まで展示し、ガイドもしていますのでお気軽にお声掛けくださいね。懐かしい当時の生活や大正ロマンを、存分に味わっていただけると思います。
文化のみち二葉館では、「没後10年連城三紀彦展」を開催中です(詳細は二葉館HPからご確認ください)。
文化のみち橦木館では、展示なども開催されておりますが、各所にあるステンドグラスは見所の一つです。そのほか各所でも趣向を凝らしたイベントを開催中です。(詳細は各所配布の「歩こう!文化のみち2023」のパンフレットをご覧ください)
文化のみち沿いでは、道端や垣根ごしに可愛い秋の花や・桜の紅葉・イチョウの黄葉が道ゆく人々を案内しています。折からの爽やかな風に、ハラハラと舞散る落ち葉を踏み締めて歩く音は耳に優しい響きがありますね。澄み渡る秋空、静かに流れる雲・・時折聞こえる虫の声を感じながら「文化のみち」をゆったり・・まったり歩いてみませんか。きっと新しい何かと出会えることでしょう!
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