「文化のみちゆかりの企業家たち」展示のお知らせ

「冴え返り 冴え帰りつつ 春なかば(西山泊雲)」本格的な春へ向けて自然は着実に動き始めています。
 当会も産業発展の礎を築いた企業家たちの偉大な功績を、真摯に紐解き学ぶべく展示の準備を始めています。
 東区は近代産業発祥の地といわれますが、「電力王、福沢桃介」「女優第一号、川上貞奴」、トヨタグループの創設者「豊田佐吉、佐助兄弟」を始め、陶磁器産業、名古屋経済のリーダーなど数多くの偉人がこの地から誕生しています。この機会に東区の魅力をご一緒に探索してみませんか。詳細は各所配布のチラシをご覧下さい。
場所:文化のみち二葉館 2階和室
日時: 3月18日(水)〜3月22日(日)10:00〜17:00

 
 東区は名古屋市に区制が施行された明治41年に誕生した由緒ある区ですが、歴史は藩政時代の武家屋敷から発展してきました。それを物語るように、当時の佇まいを今に伝える「文化のみち・町並み保存地区」、江戸時代から受け継がれる「伝統と文化」、建造物そして日本経済を牽引した幾多の産業も今に引き継がれ、都心の商業地域の一角を担っています。
 従って東区の魅力は奥深く、今回は「文化のみち」ゆかりの企業家とその方々に影響を与えた人たちに焦点を当てて展示の準備を進めていますので、今しばらくお待ちください。

 明治維新後、明治、大正、昭和と時代が大きく変革する中、多くの産業でも転換期と重なっていることもあり、新しい事業や技術の向上・機械の考案が必然的に発生し、大きく発展していった時代であったのでしょう。
 例えば、水力発電に取り組んだ福沢桃介も欧米の工業力、技術力により新たな試みを行うことの必要性を察知しました。そして桃介との関わりから、電灯から電鉄へ、また電力の普及、振興から産業経済の発展の礎を築いた方へと裾野は拡大していったようです。
 文化のみちの地域に残る邸宅や、工場跡地などを見るにつけ、どんな人間模様が繰り広げられたか推測し、起業家たちの心意気、足跡を辿ってみませんか。
参考文献:現代俳句歳時記、ひがし見聞録、東区の歴史、水燃えて火・・他

  心意気を辿って・・・   起業家たちの住んだ町白壁 
 陶磁器産業発展は?!     桃介・貞奴学習会
   創建当時の二葉館    以前の展示の様子
  佐助邸ガイドの様子     文化のみちガイド     

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