「梅雨明けの10日間」と、いわれるように連日の真夏日です。涼を求め「町並み保存地区」の木陰を探し求めながら、歩いてみました。そうすると、普段は何気なく通り過ぎていた所に大木がある事が分かりました。くっきりとした陰を、道路に、歩道に、家屋に残し安らぎの場を提供してくれています。
国道41号線、東片端の交差点付近では、道路の真ん中に堂々と聳え立つクスノキ(注1)を発見しました。この木、江戸時代からご神木として崇められ、道路拡幅の際にもこの思いが受け継がれたそうで、しめ縄が張られ大切に保存されています。車も遠慮がちにスピードを緩めて走っています。
そして出来町通り金城学園高校の歩道沿いには、ムクの大木が車道にはみ出し、そこを通る車は、何ごともないように迂回して走行しています。この木は個人の所有だそうですが、やはりご神木として大事に保護されているようです。神様?である白ヘビが棲むとの言い伝えがあると伺いました。また昔は、幹と幹の間に空洞があって、缶などを入れて遊んだそうですが、いつの間にか空洞が無くなり幹がくっついてしまったとか!!。その缶は何処に行ってしまったのでしょうか。自然の営みの摩訶不思議さ、強烈な生命力を感じました。
この僅かな一帯だけでも、そちこちの歩道、駐車場、寺院、垣根越しに、濃い陰を落としている大木を見ることが出来ます。自然と語り合いながら、そんな町歩きを、しばし楽しまれては如何でしょうか。熱中症には呉々もご注意のうえ・・・
★当会では、町並み保存地区のガイド(依頼ガイド)も行っております。お申込み、お問い合わせはこちらからお願いします。
静かに見守るクスノキ | 優しく木陰を作るムクノキ |
しめ縄が厳かに | 歩道のイチョウの下で一休み |
注1:このクスノキは「東区の名木」に取り上げられています
コメント
コメント一覧 (2件)
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楠は名古屋の名木です、
どんどん、楠はすごいって、
発信をお願いします
コメントありがとうございます。当会でもガイドの折にお伝えしておりますが、大事にしたい名木ですね。
今後ともよろしくお願いします。